なお、自分には効果ない模様。
竜族ベサワキ
竜族ベサワキ、彼のエステラへの一途で純情な愛は誰もが認めるものである。
例え彼女の配下にいるその他大勢にすぎなくとも、彼はその他大勢とは比べ物にならない愛をもっている。
エステラのためなら苦手な力仕事もなんのその。
同じ頼み事でも快諾して速やかにこなす。
エステラのためならなんでもやってあげたい。
身分の違いをわきまえつつも、押さえきれない愛を労働で表現する男、ベサワキ。
悟りを開いたベサワキ
あるときベサワキは悟った。
そう、それだけでいいと。
だが、その悟りはあらぬ方向に開いてしまった。
ベサワキ、悟りを開いて賢者ではないナニカになった日であった。
宿屋の息子ベサワキ
3.4に入ってからしばらく教団に行っておらず、ベサワキはどうしたもんかと思って行ってみたところ、教団と一悶着あったためか止められた。
しかし我々は重要な手がかりを入手した、そう、ベサワキが宿屋にいると!
急行した。
いた!
喜びのあまりダッシュ!
この突っ立ち具合、いつものベサワキだよ!
専属護衛神官?そうだったっけ?
それにしても専属護衛なのに守ってるのは部屋って・・・。
しかしなぜこのタイミングで宿屋にいるのか。
エステラの(部屋の)専属護衛神官なのに、実家の宿屋が忙しいから手伝いに来てるって、そんなんでいいのかよ!
確かにエステラよりも弱そうだし、ぬいぐるみ飾り棚は揃っているし、いてもいなくても・・・。
というか宿屋の息子だったのか。
御実家とはいえ、久々の再開が宿屋ってなんだかなー。
ベサワキもそう思うよね?
え?
何度も会ったよね?
うらやましいとか言われたこともあったよ?
なぜ見知らぬ泊り客扱い!?
・・・こいつエステラ以外のこと覚えてないのかよ!
まあいい。
もし覚えてたら「お前みたいなやつがエステラ様と!!!」って感じで一悶着じゃすまない大惨事があっただろうし、無料で泊めてくれるみたいだから許す。
夢の中へ引きずり落とすベサワキ
ということで、こっちのことなんてすっかり忘れてるベサワキ氏の御厚意にあずかり、泊まることに。
宿屋の息子らしくグッドナイトと。
根はいいやつでちゃんとしてるんだろうな。
そそくさって表現、以前も見た気が。
宿屋の息子だから、他人の部屋からはそそくさと出るよう教育されていたのかもしれない。
まさかの伏線だったとは(きっと違う)。
で、寝てみたところ・・・。
まさかの緊急事態!
夢現編ってまだ続いていたんだっけ?
抗うことはできずロード画面が・・・ああ・・・。
・・・
ここは・・・。
エステラの部屋!?
人形もエステラも本物っぽい。
どうやらエステラと同じ夢の空間にいるらしい。
いつも通りにぬいぐるみも渡せる。
ということは、現実世界とも繋がっているということか?
なんなだこのベッドは!
部屋から出ると目が覚めるようだが、きっとこれ現実世界と夢の世界が混在してる感じだよな・・・。
賢者ベサワキ
目が覚めるとベサワキがいた。
よい夢どころじゃねーよ!こえーよ!
そこで夢で起きたことを話す。
案の定悔しがるベサワキ。彼には見られない夢のようだ。
しかし彼は悔しがるだけではなく、こう分析しやがりました。
実家にいるせいか愛がダダ漏れになってる!
前回の悟りはどこ行ったんだよ!
つか「何かの作用」って何だよ!こえーよ!
ベッドメイクしただけなのに何やってくれてんだよこいつ。
改めて考えてみると、ベサワキのベッドメイク能力はこうである。
- 即座に深い眠りにつかせる。
- エステラの部屋と同じ構成の夢現の空間を作り出す。
- 夢現の空間に、ベッドに寝た者とエステラを召喚する。
- 夢現の空間で起きたぬいぐるみの置き換えは現実にも影響を及ぼす。
- 自分には効果がない。
すさまじい。
こうした現実にも影響する夢のようなものというと、賢者ルシェンダの作った王家の迷宮への扉。
この中にはナドラガンドに連れ去られたアンルシア姫の意識が来ており、一緒に王家の迷宮に行き共に成長できる。
つまり、ベサワキはこれと同じようなことをベッドメイクでやってしまったのだ。
このことから、やはりベサワキは悟りを開いて賢者のようなナニカになってしまったのだろう。
恐ろしい男、竜族ベサワキ。
いつの日かエステラが竜にさらわれたら、犯人は間違いなくこいつだ。
ベサワキの物語
- ベサワキには幸せになって欲しい
- エステラさんにぬいぐるみ渡し忘れてたから渡してきた
- 竜族最強の純情者ベサワキの哀愁イベントを堪能してきました
- ベサワキ、エステラを想い過ぎるあまり超常の能力に目覚める
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